NEXUS / NOTES
制作と業務を、つなげて考える。
Webやシステムを別々に検討するとき、最初に揃えておきたいこと。
編集:NEXUS / 個別案件の成果を示す記事ではありません。
たとえば、会社サイトから届いた問い合わせを、担当者が別の表へ入力して返答する仕事。サイトの見せ方と、受け取った後の業務はつながっています。この記事では、制作と業務を別々に発注する前に、何を一緒に考えるとよいかを、説明用の例から整理します。

紹介したEC制作物は、情報に出会う入口の一例です。ここから先は、この作品の制作工程ではなく、問い合わせを受けた後まで含めて仕事を考える説明へ進みます。
その情報を受け取った後の仕事まで。
- 01見る・読む
- 02相談する
- 03次の仕事へ
作るものより、使う場面から
相手
見る・比べる・相談する
会社を初めて知る人と、商品を比較している人では、知りたいことが違います。まずは、誰が、どこで、何を判断するために見るのか。そこが見えると、写真を大きく見せる場所も、詳しい説明を置く場所も決めやすくなります。問い合わせの数だけを、サイトの目的にしなくてもよいのです。
画面の先にある仕事を見る
問い合わせ
- から次へ
確認
- から次へ
記録
返答
問い合わせが一件届いたとします。読む人、担当へ渡す人、返答する人は誰でしょうか。どこへ記録すれば、次の人が同じ内容を聞き直さずに済むでしょうか。画面の先の受け渡しまで見ておくと、ページを直す話と、日々の仕事を直す話の接点が見つかります。
今回変える範囲を決める
今回の範囲
残す道具
新しくつくる部分
その接点が見つかっても、全部を新しくする必要はありません。たとえば、問い合わせを受ける表は残し、入力や共有の方法だけを見直すことも考えられます。いま使えている表や手順を土台に、何を変え、誰が確かめ、使い始めた後に誰が更新するか。相談では、つくるものと一緒に、その範囲を決めます。これは個別案件の実績ではなく、検討の手がかりです。
一つの相談を、画面の前後で分解する。
考え方を具体化する説明用の見本です。実際の顧客情報ではありません。
- 読む人
何が頼めるかを知りたい
事業紹介に、制作するものと相談の入口を置く
- 送る人
何を書けばよいか迷う
必須情報と、後から聞ける情報を分ける
- 受け取る人
適切な担当へ渡したい
相談の種類と、担当を決める方法を揃える
- 返す人
前のやり取りを把握したい
対応の記録と最新の状態を参照できるようにする
この四つを一度に開発するという意味ではありません。Webで説明する範囲、今の道具で扱う範囲、別途仕組みが必要な範囲を分けるための見取り図です。NEXUSが制作と業務の話をつなげるときも、この受け渡しを手がかりにします。
比較と確認の問い:問い合わせを増やしたい、から一歩先へ。
理解を深めるための例です。特定の案件の成果や実績ではありません。
たとえば、サイトの説明を充実させたい会社を考えます。ページを増やす前に、どんな相談を受けたいのか、相談を受けた後に何を確認するのかを並べます。問い合わせ時に必要な情報と、最初から求めなくてよい情報を分けると、画面と社内の仕事を一緒に考えられます。
- 画面だけを見ると
- 入力欄を増やす、ボタンを目立たせる、といった改善に偏りがちです。
- 仕事まで見ると
- 誰が読むか、どこに記録するか、担当不在のときにどうするかも検討対象になります。
自分の仕事で、確かめる。
- 01相談してほしい相手に、必要な説明があるか
- 02受け取った情報を確認する担当は決まっているか
- 03今ある道具で対応できる部分はどこか
制作の依頼に、社内業務のすべてを含める必要はありません。ただ、画面の先の仕事を知ることで、今回つくる範囲と別途考える範囲を区切りやすくなります。