NEXUS / NOTES
相談の前に、整理しておきたいこと。
依頼内容が決まっていなくても、仕事の話から始めるためのメモ。
編集:NEXUS / 個別案件の成果を示す記事ではありません。
『同じ内容を二つの表へ入力している』『事業が変わったのにサイトの説明が古い』。このような困りごとは、完成した依頼書がなくても相談の材料になります。この記事では、制作・開発・支援の相談を始める際に、何をメモしておくと状況を伝えやすいかを説明します。
下のメモは、相談内容を説明するための架空例です。三つの手がかりを入口に、本文では使う人・残す道具・時期などへ問いを広げます。全部を埋めてから相談する必要はありません。

話を聞く。見せられる材料から考える。説明イラストです。実際の人物・現場・納品画面ではありません。
仕様書になる前の、三つの手がかり。
- いま
- 同じ情報を、二つの表へ入力しています。
- 変えたい
- 一度の記録から、必要な人へ渡したいです。
- 残したい
- 今の台帳と、使い慣れた項目は残したいです。
架空の相談メモによる説明例です。顧客の発言ではありません。
- 01困った場面
- 02短いメモ
- 03相談の手がかり
困っている場面を一つ選ぶ
いま起きていること
「効率化したい」の、その一場面。
いつ
作業するタイミング誰が
作業する人どこで困る
困る場所
原因や解決策まで、決めておく必要はありません。
「効率化したい」のあとに、いつもの一場面を添えてみてください。誰が、何を使い、どこで困っているのか。原因まで説明できなくても構いません。たとえば、同じ内容を二つの表へ入力している。その出来事だけでも、相談の手がかりになります。
変えたいことと、残したいこと
変える / 残す
希望
今の道具
動かせない条件
今のやり方にも、続けてきた理由があります。使い慣れた台帳、関係者と決めた手順、変えにくい条件。困っているところだけでなく、残したいところも聞かせてください。予算や時期は、分かる範囲から。未定の項目を埋めるために、答えをつくる必要はありません。
資料は必要な範囲から
共有する材料
- から次へ
必要な見本
扱いを確認
画面や帳票の見本があると、言葉だけでは伝えにくい状況を共有できます。ただし、最初の連絡に顧客名簿や秘密の資料を添える必要はありません。名前や数値を伏せた見本から始め、必要な範囲と共有方法を確認してから、資料を選びましょう。
依頼の言葉を、仕事の場面まで具体化する。
考え方を具体化する説明用の見本です。実際の顧客情報ではありません。
- Webを変えたい
最近増えた仕事が載っていない
現在の事業と、古い掲載内容を見比べる
- システム化したい
同じ内容を別の表へ転記する
情報の元と、受け渡し先を一つずつ書く
- AIを使いたい
記録を読み直す負担が大きい
扱ってよい題材と、出力の確認役を決める
- ITで困っている
ある会議でだけ音が出ない
使う端末、接続機器、起きる操作を伝える
「Webか、AIか」を先に決めるより、実際に起きている一場面を伝える方が、方法を比較しやすくなります。分かる範囲のメモで十分です。顧客名や秘密を除き、今の道具と残したい条件を添えてください。
比較と確認の問い:「効率化したい」を、相談できる一文に。
理解を深めるための例です。特定の案件の成果や実績ではありません。
「仕事を効率化したい」という希望を、「担当者ごとの表を週末にまとめ直している。表によって書き方が違い、確認のために聞き直している」と言い換えてみます。いつ・誰が・何に困るかが入るだけで、ツールの変更、入力ルールの整理、開発のどこから考えるかが見えやすくなります。
- まだ決まっていなくてよいこと
- 使う技術、必要な画面数、解決の方法。相談前に一人で結論を出す必要はありません。
- 分かると話しやすいこと
- 困る場面、関係する人、今ある道具、変えられない条件。
自分の仕事で、確かめる。
- 01一番困っている場面を一つ選べるか
- 02今のやり方を残したい理由はあるか
- 03社内で相談や確認が必要な人は誰か
資料がなくても、実際の仕事の話から始められます。資料を使うなら、まず個人情報や秘密を除いた見本にしてください。共有の必要性と取り扱いを確認してから、追加する情報を選びます。